和太鼓朗読劇「石川啄木物語〜君に与ふウタ〜」Seriese
2012年〜現在まで、函館を愛した青年歌人石川啄木の原文朗読と和太鼓による企画公演を続けております。
なお、2017年より、楽曲・芸術監督として、宮城の作家・作曲家である佐藤三昭先生をお迎えしております。
2019年・2020年は、函館市文学館様主催にて、３公演を実施いたしました。
彼の言葉が、私たちの暮らしと心を照らす灯である限り、今後も継続してまいりたいと思っております。
ヘッディング (小)
＜過去の公演とその思い＞
和楽器と石川啄木の言葉による朗読公演の初演は、2012年、次の一首から、はじまりました。
石をもて追はるるごとく
ふるさとを出でしかなしみ
消ゆる時なし
今、生きなければならない場所で、歩みの価値に迷うとき、生と病と暮らしのはざまで落とされた啄木のことだまは、あかりとなって、きっとそばに寄り添ってくれる。みずから「息」をし続ける楽器、和太鼓の鼓動と胎動と、管の奏でる風歌を、そこに添えてお贈りします。
原風景の中からはじきだされたとき、新しく鳴り出す鼓動の音。それがたとえ涙、歌、吐息や叫び、沈黙や悶え…なんであろうと。胸に故郷を抱くあなたは、花を抱く人のように美しい―そう伝えずには、居られずに。
季節の先にめぐる日々が、あたたかい呼吸で満ちますように、演者一同、祈りをこめて。
公演のあしあと
2020年12月15日 函館市文学館講演会『和太鼓朗読劇「石川啄木記 〜君に与ふウタ〜』
■指揮・楽曲・芸術監督：佐藤三昭（宮城）■朗読：リナ（詩人）
■和太鼓・篠笛：ことの音ユニットNeri-ネリ-（高橋理沙、工藤麻美、小川香織）
■主催：函館市文化・スポーツ振興財団（函館市文学館）
2020年11月17日 復興和太鼓（岩手県野田中学校鑑賞会）『和太鼓朗読劇「石川啄木記 〜君に与ふウタ〜』
■指揮・楽曲・芸術監督：佐藤三昭（宮城）■朗読：リナ（詩人）
■和太鼓・篠笛：ことの音ユニットNeri-ネリ-（高橋理沙、工藤麻美）
■主催：七飯男爵太鼓創作会Peace Drums Action
2020年10月4日 大沼国際セミナーハウス公演『和太鼓朗読劇「石川啄木記 〜君に与ふウタ〜』
■指揮・楽曲・芸術監督：佐藤三昭（宮城）■朗読：リナ（詩人）
■和太鼓・篠笛：ことの音ユニットNeri-ネリ-（高橋理沙、工藤麻美、小川香織）
■主催：(一財)北海道大沼国際交流協会
2019年10月12日 函館市文学館 第3回文学のゆうべ『和太鼓朗読劇「石川啄木物語 〜君に与ふウタ〜』
▶︎日記リンク ■指揮・楽曲・芸術監督：佐藤三昭（宮城）■朗読：リナ（詩人）
■和太鼓・篠笛：ことの音ユニットNeri-ネリ-（高橋理沙、石川由佳、若狭恵子）
2017年04月16日 函館蔦屋書店 啄木忌公演『音楽劇「石川啄木物語 〜芝居・和太鼓・フルートでつづる言葉と音の物語〜』
▶︎日記リンク ■芝居：金谷藍子（芝居組「虎」）
■フルート・ピッコロ：竹内ひとみ（函館市民オーケストラ所属）
■和太鼓・篠笛：ことの音ユニットNeri-ネリ-（創作会有志ー高橋理沙、大西ダイアン、石川由佳、竹之内実生）
2017年03月20日 土方・啄木浪漫館公演『和太鼓朗読劇「石川啄木物語 〜君に与ふウタ〜』
▶︎日記リンク ■芝居：金谷藍子（芝居組「虎」）
■フルート・ピッコロ：竹内ひとみ（函館市民オーケストラ所属）
■和太鼓・篠笛：ことの音ユニットNeri-ネリ-（創作会有志ー高橋理沙、大西ダイアン、石川由佳、竹之内実生）
2015年02月22日 土方・啄木浪漫館 潮騒コンサート『波の声、新しき朝に 〜大森浜に寄せ返す、石川啄木最期の旅の心象風景〜』
▶︎日記リンク ■朗読：鳥本八重子（函館朗読奉仕会）
■和太鼓・篠笛：ことの音ユニットNeri-ネリ-（創作会有志ー理沙、ダイアン、かつ子、由佳、実生、莉生）
2014年02月16日 七飯町歴史館公演『おとだまの道しるべⅡ 〜啄木最期の旅によせて〜』
▶︎日記リンク ■朗読：鳥本八重子（函館朗読奉仕会）
■和太鼓・篠笛：七飯男爵太鼓創作会
2014年02月16日 七飯町歴史館公演『おとだまの道しるべ 〜和太鼓と篠笛、啄木の言葉、そして「故郷」〜』
▶︎日記リンク ■朗読：鳥本八重子（函館朗読奉仕会）
■和太鼓・篠笛：七飯男爵太鼓創作会
過去公演の様子